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地元企業などからの支援で再起 老舗酒造経営再建で新酒蔵出し【岡山・津山市】

2021.03.19

地元企業などからの支援で再起 老舗酒造経営再建で新酒蔵出し【岡山・津山市】

地元からの支援で300年以上の歴史がある酒蔵を守りました。経営悪化により事業継続が危ぶまれた津山市の老舗酒造メーカーが地元企業などからの支援で再起し、2021年も新酒を送り出します。

米を蒸し湯気が立ち上る酒蔵です。

(多胡本家酒造場 竹内拓朗杜氏)
「ご支援のお陰で今年も例年以上に酒造りが楽しめました。」
6さけ
新酒の蔵出し作業に追われているのは、津山市楢にある老舗酒造メーカー多胡本家酒造場です。
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「加茂五葉」のブランド名の日本酒で知られる300年以上の歴史がある酒造メーカーですが、日本酒の需要低迷などから2020年3月、岡山地裁津山支部に自己破産を申請しました。
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その後、地元から事業の継続を望む声が相次いだ結果、津山市などの企業からの資金援助が決まり、自己破産申請を取り下げ経営再建をしながら酒造りを続けることになったものです。
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多胡本家酒造場では、19日から新酒を販売するイベントを行うことにしていて、職人らがしぼりたての酒を瓶詰したりラベルを張る作業に追われていました。

(多胡本家酒造場 多胡真尚専務)
「皆さまのおかげで新しいスタートが切れた。喜んでもらえる酒がつくれるよう頑張りたい。」
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地元からの後押しで老舗ののれんを守った、多胡本家酒造場。これからも酒造りの伝統を守り続けたいとしています。