医療従事者などへのワクチンの優先接種に向けて３月４日、第１弾となるワクチンが岡山市の病院に届きました。この病院では５日からワクチン接種を始めます。

（早川祐貴記者）
「午後０時半過ぎです。医療従事者向けの優先接種に向けたワクチンが到着しました。」

岡山市北区の川崎医科大学総合医療センターには、１箱１９５バイアル、９７５回分のワクチンが到着しました。

岡山県には、今週から来週にかけて１８の医療機関に１箱ずつのワクチンが届けられる予定で、マイナス７５℃の超低温が保たれているかなど輸送状態を確認した後、病院に設置している超低温の冷凍庫に移していきました。

（川崎医科大学総合医療センター　中野貴司医師）
「私たちなりに最も予防が大切な人から接種を進める。貴重なワクチンなので大切に使いたい。」

この病院では、約１２００人の職員のうち新型コロナウイルスの対応にあたる医師や看護師を中心に５日からワクチン接種を始めるほか、ほかの医療機関へのワクチン供給も行います。