雇用環境が厳しかった１９９０年代から２０００年代に就職活動を行った、いわゆる就職氷河期世代を対象にした合同企業説明会が２５日、岡山市で開かれました。

（面談やりとり）
「コミュニケーション能力を生かせる部署はありますか？」「営業ですね」

就職氷河期世代に当たる３４歳から４９歳を対象に開かれた説明会には、正規雇用を希望する約３０人が参加しました。

（参加者は…）
「（大学卒業時の）１４年前はかなり厳しかった。なかなか就職につながらなかった。アルバイトではなく就職し、社会貢献できれば」
「今は退職し、就職活動中。やりがいもあり給料も保証される安定が大事」

一方、参加した企業も今回の説明会を人材確保の良い機会と捉えています。

（参加した企業は…）
「新型コロナで採用活動が進まない現状があり、応募も去年より減っているので参加した」
「新卒のゼロからより別の視点から経験を生かして…会社の根幹となる方の採用を目指す」

今回の説明会は、岡山市が就職氷河期世代を支援しようと初めて開いたもので、１人でも多くの正規雇用につながればとしています。