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木桶による醸造文化を残したい…しょう油蔵で巨大な木桶の製作【香川・小豆島町】

2021.01.27

木桶による醸造文化を残したい…しょう油蔵で巨大な木桶の製作【香川・小豆島町】

木桶による醸造文化を後世に残そうと、香川県小豆島町の老舗しょう油蔵で毎年恒例の巨大な木桶の製作が行われています。

香川県小豆島町の老舗しょう油蔵、ヤマロク醤油です。全国的にも少なくなった木桶を使った醤油づくりを後世に残そうと、2013年に「木桶職人復活プロジェクト」を立ち上げ、全国の参加者と木桶作りに取り組んでいます。スギの板を組み立てて作った側面にタケで編んだ「たが」を入れ底板を柱で打ち落としてはめこむと、高さ約2メートルの巨大な桶が完成。この木桶に棲みつく微生物の力で濃厚な味わいのしょう油ができるということです。

(ヤマロク醤油山本康夫社長)
「木桶の仕込みのしょう油はワインやウイスキーと同じ作り方 世界でし好品にして小豆島を世界最大の高級しょう油の産地にしたい」

2021年はコロナ禍による人手不足が懸念されていましたが、感染対策をとった上で全国から50人が参加し、これまでに13個の桶を完成させたということです。