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新たに4例目の鳥インフルエンザ発生…四国水族館はペンギンの展示を中止に【香川】

2020.11.12

新たに4例目の鳥インフルエンザ発生…四国水族館はペンギンの展示を中止に【香川】

鳥インフルエンザの発生が相次ぐ香川県の養鶏場で新たな発生です。三豊市の養鶏場から11月12日、新たに鳥インフルエンザの陽性反応が出たことが分かりました。香川県が詳しい検査を進めています。

関係者によりますと県の簡易検査の結果、三豊市の養鶏場のニワトリから新たに鳥インフルエンザの陽性反応が出たということです。現在、県が詳しい検査を行っています。

今回の養鶏場は1例目と3例目の三豊市内の養鶏場から数キロの距離だということです。陽性反応が出るのは香川県内では今シーズン4例目です。

最初の発生から11月12日で1週間ですが1例目と2例目の養鶏場では11月12日にも一連の防疫対策が終わる見通し、3例目の養鶏場では11月11日の夜、約1万1000羽の殺処分を終えました。しかし4例目の発生で追加の防疫対策が必要となり、養鶏産業や地域への影響はさらに広がりそうです。

鳥インフルエンザの影響は意外なところにも。

(小野修司記者)
「ケープペンギンの展示エリアですが、ここには愛らしい姿は無く水槽の水も抜かれた状態」

宇多津町の四国水族館は15羽のケープペンギンを展示していますが、現在はすべてバックヤードに収容しています。

四国水族館ではペンギンが館内を歩き回るイベントが人気を集めていましたが、三豊市で1例目が確認され中止に。その後、2例目が確認されたことを受け11月11日からは展示そのものを取りやめています。

というのもこのペンギン、実は鳥類に属していて環境省によりますと海外ではペンギンから鳥インフルエンザウイルスが検出された例もあるということです。

(訪れた人は・・・)        
「メインというと過言かもしれないがそういう存在。それが見られないのは残念。」

(四国水族館 片山豊心さん)     
「人気の生き物なので客に見てもらいたい気持ちはあるが、生き物たちの命が一番大切なのでご理解いただければ」

四国水族館は当面の間、ペンギンの展示を中止することにしています。