政府は、文化や芸術の発展に顕著に貢献した人を顕彰する２０２０年度の文化功労者２０人を発表し、倉敷市在住の美術作家、高橋秀さん（９０）が選ばれました。

文化功労者に選ばれた高橋秀さんは広島県出身で、日本芸術大賞を受賞するなど国の内外で高い評価を受けている美術作家です。

４０年余りのイタリアでの制作活動を経て、２００４年からは、倉敷市の沙美海岸に構えたアトリエを拠点に活動しています。また、若い芸術家の海外留学を支援する基金を設立するなど後進の育成にも力を入れてきました。

文化や芸術の発展に顕著に貢献した人を顕彰する文化功労者は２０２０年度、２０人が選ばれ、倉敷市の関係者で選ばれたのは高橋さんが５人目です。

文化功労者の選出を受けて倉敷市は１１月１４日から市立美術館で高橋さんの作品の特別展を企画しているということです。