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西日本豪雨の被災施設「マービーふれあいセンター」…復旧工事現場を専門学校生に公開【岡山・倉敷市】

2020.10.21

西日本豪雨の被災施設「マービーふれあいセンター」…復旧工事現場を専門学校生に公開【岡山・倉敷市】

西日本豪雨で被災した倉敷市真備町には2年が過ぎた今でも復旧工事が終わらない文化施設があります。10月21日、復旧工事の現場が建築を学ぶ専門学校生に公開されました。

岡山市の専門学校で建築工学を学ぶ29人が訪れたのは、西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の「マービーふれあいセンター」です。

演劇やコンサート用のホールなどがある施設は設計が複雑で、復旧工事が始まったのは2020年2月でした。10月21日は建設会社の社員が、被災の状況や工事の進捗状況を説明しました。

(説明)
「黒カビが発生してすごい状態でした。これをすべて撤去して壁を貼っている状況です。浸水は4メートルまで。」

施設は2018年の豪雨で1階が全て水につかりました。

(災害ごみ 仮置き場)
「おととし(2018年)7月20日」

(岸下恵介アナウンサー)
「こちらの場所は水が引いた後も災害ごみの仮置き場となっていました。あれから2年以上が経ちますが、まだ復旧が終わっていない現場もあるということで、災害の恐ろしさを改めて感じます」

(専門学校生は・・)
「4メートルって聞いただけではあまりよく分からないんですけど、実際にこの辺まで水が来たんだよって聞くと、改めてすごいなと思った」
「まだこういう現場が残っているっていうことでやっぱり大変だなと。現場の作業員の仕事の大変さがよく分かった。」

この他にも、高圧洗浄機で壁や床の泥を取り除いたり、工具を使って外壁のタイルが浮いていないか調べたり実際の工事で行われる作業を体験しました。

倉敷市によりますと、施設の復旧工事は2021年3月の終了を目指すということです。