OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
岡山県知事選 一騎打ちの構図…【岡山】

2020.09.11

岡山県知事選 一騎打ちの構図…【岡山】

告示まで1ヵ月足らず、現職の出馬表明でほぼ固まった一騎打ちの構図。伊原木県政8年の評価が争点の選挙となりそうです。県民189万人のリーダーを決める知事選挙。現職の伊原木さんは無所属で立候補し、与野党問わず幅広く推薦や支持を求める方針です。一方、森脇久紀さんの擁立母体となったのは、推薦を決めている共産党や市民団体の「民主県政をつくるみんなの会」です。与野党相乗りの現職と共産党が支援する候補の一騎打ちとなれば4年前の選挙と同じ構図です。

(新田俊介記者)

「その選挙は、現県政に対し県民がどう評価するかがポイントとなりそうです」

伊原木知事が2期8年一貫して重要施策の中心に据えてきたのが教育の再生と産業の振興です。警察官が学校を回る「学校警察連絡室」などの取り組みで少年1000人あたりに占める刑法犯少年の割合を示す「非行率」は知事就任時の10.7人から去年は2.9人に改善しました。一方、全国学力テストで目標に掲げていた全国10位以内は達成できていません。産業振興の中でも予算を増額して力を入れてきた観光の分野では、県内での消費額を年々伸ばしました。

(伊原木隆太知事)

「教育、産業振興は時間がたって大きな成果が出るようなものなので、楽しみにしていることはすべて道半ば。地道な時間のかかる取り組みを県民の理解が得られるのなら続けたい」

西日本豪雨からの復興や新型コロナ対策など迅速な対応が求められる課題も山積する中で行われる岡山県知事選挙。告示は10月8日、投票は25日です。