心無い犯行に所有者も怒り心頭です。三豊市の墓地で２０基以上の墓石に赤い塗料が吹き付けられているのが見つかりました。警察が器物損壊の疑いで調べています。

（小野修司記者）
「被害に遭った墓地です。お墓の名前の部分にスプレーでしょうか。赤い塗料が吹き付けられている。」

被害があったのは三豊市三野町の墓地で、約８０基ある墓石のうち２５基に赤い塗料が吹き付けられていました。９月２日、午前６時４０分頃、近所の人が見つけ１１０番通報したもので９月３日は朝から墓の所有者が何人も訪れ、シンナーを塗ったタオルや刷毛を使い懸命に掃除しましたが、文字の中には塗料が残ったままです。

（墓の所有者は…）　　　　
「えーっと思った。掃除して帰れと言いたい」
「愕然とした。異常やろ」

墓地を管理しているのは地元の自治会で防犯カメラは設置されていません。墓の所有者によりますと犯行が行われたのは９月１日の夜から９月２日の朝にかけてとみられています。

被害にあった１人、森英昭さんは実は、２０２０年１月にも同じ被害を受けたと言います。

（森英昭さん）
「最初はびっくりしたけど今回は２回目ということで呆れかえっている。ある程度はきれいに元通りにしてあげたいという気持ちだけ」

単なるいたずらでは済まされない悪質な行為、警察が器物損壊の疑いで調べています。