冷え込んだ観光需要の回復に向けて舵を切りました。香川県は８月２７日、「絶景」と「美食」をテーマにした観光キャンペーンを２０２０年１０月から始めると発表しました。

うどん県副知事で観光大使を務める高松市出身の女優の木内晶子さんが「さあ香川キラリ旅」と銘打ったキャンペーンを発表しました。「絶景」と「美食」をテーマにしていて、このうち「絶景」では多島美が楽しめる瀬戸内の景色を使った観光プランを作りました。

（報告　前川裕喜記者）
「こうした瀬戸内の絶景が見られる屋島。約２０メートルの高さに気球を上げ鳥になった気分でさらに特別な景色を楽しめる」

気球の遊覧イベントは、１０月から１１月にかけて　高松市の屋島のほか小豆島でも行われます。もう一つのテーマの「美食」では、県のオリジナル食材でオリーブをエサに混ぜて育てた「オリーブ牛」の牛肉などを使った特別な料理が登場。２５の宿泊施設の宿泊プランに組み込んで提供します。

（木内晶子さん）
「皆さんに香川の旅を味わってほしい。ぜひ香川で待っています」

キャンペーンは県と県観光協会が約２１００万円かけて行うもので、新型コロナで冷え込んだ観光需要の回復を図ります。感染拡大を防ぐためパンフレットでマスク着用など感染防止の徹底を呼びかけています。

（香川県　浜田恵造知事）
「冊子の裏に政府の新しい旅のエチケットを載せた。これを気をつけてもらい楽しい旅にしてほしい。一番影響を受けた部分（観光）を再起動させたい」

キャンペーンは２０２０年１０月から２０２１年３月末まで行われます。