岡山県は８月２７日、新型コロナウイルスの感染者などへの誹謗中傷を防止する
「ダメ！コロナ差別」啓発キャンペーンを８月２８日から始めることを決めました。

（岡山県　伊原木隆太知事）
「あなたも感染する可能性があります、ご本人やご家族への誹謗中傷は絶対にやめてください、戦う相手はウイルスです」

「ダメ！コロナ差別」啓発キャンペーンでは啓発チラシの作成や配布のほか、岡山地方法務局などと連携し、ＪＲ岡山駅などで街頭啓発活動を行います。

県は新型コロナに関連する誹謗中傷について相談件数を把握していないということですが、これまでに感染者に関するＳＮＳへの悪質な書き込みや感染者が職場の同僚からどう喝されたケース、回覧板が回ってこなかったり、アルバイト先への復帰が困難になっているなどの相談が寄せられているということです。

（岡山県　伊原木隆太知事）
「新型コロナにかかったことを知られるのが怖いということになると検査を受けなくなったり、感染拡大防止の努力に水を差す結果にもなりかねません患者の皆さんへの誹謗中傷は絶対やめていただきたい」

また、県はイベントの参加人数の上限を５０００人までとする制限について、感染状況を見つつ、９月末まで維持するとしています。