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コロナ禍の夏休み明け…子供たちの心のケアは?【岡山】

2020.08.24

コロナ禍の夏休み明け…子供たちの心のケアは?【岡山】

2020年は夏休みが短縮されすでに2学期が始まった学校もあります。夏休み明けは自殺が増える時期でもあり今まで以上に子供たちの心のケアが求められます。コロナ禍の夏休み明け、子供たちにどう寄り添うべきなのでしょうか。

(岡山県精神保健福祉センター 野口正行所長)
「夏休みはある種の猶予期間だったのがいよいよまた学校に行って本人にとっては学業や友人関係のストレスの中に身を置かなければいけない本人にとっては非常に厳しい状況」
     
岡山県精神保健福祉センターでは年間約1000件の自殺やひきこもりの相談を受けています。8年間、悩みの声に耳を傾けてきた野口正行所長は2020年、コロナ禍で迎えた夏休み明けの子供たちの様子をこう分析します。

(岡山県精神保健福祉センター 野口正行所長)
「本当だったら夏休み旅行や友達と遊びに行ったりがやりづらい状況 非常にストレスがかかっている落ち着かなくったり機嫌が悪くなったりは当然あり得る」

例年、夏休み明けは自殺者が増える時期です。
国の自殺対策白書によりますと18歳以下の自殺者の数を日付毎にみると夏休み明けの9月1日が突出しています。

2020年は短い期間に夏休みの宿題をこなす必要に迫られたり2学期に待ち受ける立て込んだカリキュラムなどいつも以上にストレスにさらされた子供たちをどのようにサポートすればよいのでしょうか。

(岡山県精神保健福祉センター 野口正行所長)
「これは大人もだがそもそもストレスのレベルがいつもに比べて上がるその分子供たちにも負担はかかっていると理解して言葉かけを注意しながら見守る」

コロナ禍で迎えた異例の夏休み。十分に休みきれなかった子供たちの心のケアが求められます。