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中央卸売市場の衰退を食い止めろ! …アートの力で流通拠点を元気に【香川・高松市】

2020.08.18

中央卸売市場の衰退を食い止めろ! …アートの力で流通拠点を元気に【香川・高松市】

アートの力で食材の流通拠点を元気にしたい。そんな思いを持つアーティストが高松市の中央卸売市場で新たなにぎわい作りを始めました。

倉庫の壁に大胆にペンキを塗りつけていきます。
京都府出身のアーティスト、SHOGENさんです。アフリカの精神世界をペンキで描く現代アートに魅せられ、本場アフリカで修行を積みました。

(SHOGENさん)
「タンザニアで生まれたティンガティンガというアートで生きる喜びや動植物から感じる命の尊さを描く」

SHOGENさんは、支援を受ける企業の社会貢献活動の一環で高松市中央卸売市場を支援しようとしています。

(高松市市場管理課 皿田亮さん)
「魚や野菜を家で調理しなくなった。食生活の変化などで市場の取り扱い量が減っている」

市場では魚介類や野菜などの取引量が年々、減少しています。食材の流通機能が弱まると漁業者や農家も影響を受け地域の衰退につながります。

そこでアートを呼び水に一般の人に市場を訪れてもらい市場の価値を知ってもらいたい。命を尊重するアフリカのアートが食材を流通させる施設に貢献する意味を感じ、制作を決めました。

(SHOGENさん)
「何とかしたい思いが強い人が多いので僕もやったるでという気持ちになった」

モチーフはヒマワリ。
今週いっぱい制作を続け、倉庫の内側は躍動的な明るい空間になる予定です。市場ではここを中心に新鮮な食材をPRするイベントなどを始めることにしています。