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銀行の建物が美術館に…倉敷市に新しい美術館オープンへ地鎮祭【岡山・倉敷市】

2020.07.30

銀行の建物が美術館に…倉敷市に新しい美術館オープンへ地鎮祭【岡山・倉敷市】

約100年前に建てられた銀行の建物が美術館に生まれ変わります。倉敷市の美観地区で岡山出身の洋画家、児島虎次郎の作品などを展示する新しい美術館の地鎮祭が行われました。

美術館として整備されるのは、美観地区にある旧中国銀行倉敷支店本町出張所の建物です。大原美術館の関係者など21人が工事の安全を祈願しました。
鉄筋コンクリート造り2階建ての建物は、大原美術館本館を手掛けた総社市出身の建築家、薬師寺主計が設計し1922年に建てられました。ルネサンス風の円柱やステンドグラスの窓などが特徴で市の伝統的建造物に指定され、2016年、大原美術館に譲渡されました。
大原美術館では約10億円をかけて建物を改修整備し、児島虎次郎の作品をはじめ虎次郎が収集した古代エジプトや西アジアの美術品などを展示する新しい美術館をオープンさせます。

(大原美術館 森川政典副館長)
「歴史ある建物の中でその時代の歴史を紡いでいける新たな魅力の発信地となっていきたい・・・」

新しい美術館は2020年度中に建物の整備を終え、2022年度中のオープンを予定しています。