ＪＲ四国の７月の鉄道運輸収入が６月の回復から一転、再び落ち込んでいることが分かりました。新型コロナウイルスの感染の再拡大が要因とみられています。

ＪＲ四国によりますと、７月１日から２０日までの鉄道運輸収入の速報値は９億１８００万円で２０１９年の同じ時期の４１％となっています。
鉄道運輸収入は、５月に２０１９年の２６％まで落ち込みましたが、全国で移動自粛が解かれた６月は４８％まで回復していました。再度の落ち込みについてＪＲ四国は、全国各地で感染が再拡大し、観光客の利用が減少していることが要因とみています。

（ＪＲ四国　西牧世博社長）
「（今月は）５０％に乗りかけて、そのまま徐々に数字が上がっていくと思っていた。そういう感じにはいっていない。うーん…この状態が続くと少し厳しい」

ＪＲ四国は今後、徳島県内を走るトロッコ列車の新設や、国のＧｏＴｏキャンペーンと連動した旅行商品の販売などで観光需要の喚起を図りたいとしています。