感染拡大に歯止めがかかりません。岡山県内で新たに４人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。

このうちいずれも２０代で高梁市で一緒に暮らす専修学校生の男性と大学生の女性は、７月１８日から２０日まで県外の友人２人と一緒に車で東京と千葉を訪れました。２人とも２１日以降、発熱などの症状が現れ、ＰＣＲ検査の結果、感染が分かりました。ともに軽症で２４日、県内の病院に入院しました。濃厚接触者は発症した日にマスクなしで３０分程度会話した友人２人と、東京に一緒に行った県外の友人２人で、県はほかにも濃厚接触者がいないか調べています。また、赤磐市の７０代の男性も２３日感染が分かり２４日、県内の病院に入院しました。症状は軽いということです。今月２１日に神戸市で感染が確認された孫がその前日まで男性の自宅に滞在していたということで、県は孫から感染したとみています。高梁市と赤磐市での確認はこれが初めてです。

（岡山県保健福祉部　則安俊昭参与）
「感染者が多発していることを踏まえると県内すべてで注意する必要がある」　

また、岡山市は卸売業の会社員の４０代男性が感染したと発表しました。岡山市によりますと、男性は７月２１日に発熱や倦怠感の症状が出て、２３日に感染が確認されました。症状はないということです。男性は７月、旅行で香川県を、仕事で福岡市を訪れていました。県内外で、接待を伴う飲食店の利用はなかったということです。市は、福岡市で感染した可能性が高いとみています。濃厚接触者は同居する家族３人で、そのほかは調査中です。

これで、岡山県内の感染者は４８人となりました。