OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
考えよう 幼児期のスマホなどとの付き合い方 サン讃かがわ2020年7月23日放送

2020.07.24

考えよう 幼児期のスマホなどとの付き合い方

現代は、インターネット社会。
指先ひとつで、さまざまな世界とつながる時代です。

この急速なインターネットの普及に伴い、スマートフォンを利用する人の低年齢化が進み、悩みや心配を抱える保護者が多くなっています。

ネットパトロールぴっぴ隊とは?

香川県教育委員会では、「ネットパトロールぴっぴ隊」という小冊子を作成し、幼児がいる家庭におけるスマートフォンとの関わり方や上手な接し方のポイントを、漫画やイラストを使って分かりやすく紹介しています。
例えば「子どもがスマホを使い過ぎる」や、「子どもを静かにさせたいときについスマホに頼ってしまう」など、日常にありがちな事例を挙げて、親子でスマホやタブレットの使い方やルールについて考えられる内容となっています。

啓発冊子を作ったきっかけは?

スマホやタブレットはとても便利で使いやすいことから子どもでも扱いが簡単です。
県教育委員会が平成30年度に実施した家庭教育状況調査によりますと、子どものテレビ・ゲーム・ネット等のメディアの使用について、不安や悩みある保護者が多いことがわかりました。こうした背景から特に成長に大きな影響を与える可能性のある小さな子どもへの対策が重要と考え冊子を作成しました。この本を活用して、親子一緒に、使い方やルールなどについて考えていただきたいです。

今回の深掘りポイントは?

冊子の執筆には、香川大学や病院、PTA連合会など、有識者が参加しており、それぞれのアドバイスが掲載されています。

香川大学医学部 鈴木助教からのアドバイス

最初に「親子の土台づくり」から始めることが一番有効です。子どもが求める3つのことがあります。「愛してほしい」「聞いてほしい・見てほしい・分かってほしい」「認めてほしい」という3つの気持ちを丁寧に親が満たしてあげると子どもが満足します。そうすると、子どもが親の言うことを聞こうという準備が整います。安定した土台ができると「自制心」や「積極性」が育ち、物事に興味を持って様々な探索をすることで、色々な人に会い経験することで、ネットだけに依存することの予防に繋がります。

冊子に関するお問い合わせや電子版のダウンロード。家庭教育や子育てに役立つ情報は「かがわの家庭教育」のホームページをご覧ください。大切なのは良い親子関係を築く土台づくり。インターネットと上手に付き合う方法を親子で一緒に考えましょう。