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ビズワン!「ミライビト」6月27日放送
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ビズワン!「ミライビト」6月27日放送

次世代を担うキーパーソンの働き方や考え方に迫る「ミライビト」のコーナー。

新型コロナウイルスの影響で経営が悪化した飲食店などの支援策としてインターネットで事業資金を募るクラウドファンディングが注目されています。このクラウドファンディングで地域を活性化しようと奮闘する津山市の男性を追いました。

東京都からの支援も・・・1か月で約20万円の支援

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津山市の日本料理店です。4月中旬から昼はテイクアウトにし夜の営業はやめました。

 

(お料理わらうかど。大前輝伽子料理長)

「お客は7割減。持ち帰り商品を作っても利益につながるわけでは全然なくて」 

 

新型コロナウイルスの影響で悲鳴を上げる店に手渡されたのはクラウドファンディングでこの店に寄せられた金額のリストです。

 

(お料理わらうかど。大前輝伽子料理長)

「東京都から(の支援)がびっくりしました」

 

4月末からの1カ月で県の内外18人から21万500円の支援があったのです。

なかには1人で10万円を払った人もいました。

 

(お料理わらうかど。大前輝伽子料理長)

「うちの店を気にしてくださっているという気持ちがすごくありがたくて頑張ろうという気持ちになりますね」

 

津山市のこちらの旅館も、春先から埋まっていた団体客の予約が全てキャンセルになり、クラウドファンディングで18万6000円の支援を受けました。

 

(おやど文乃家 吉間俊典さん)

「(資金が入るのは)いわゆる予約的なものだと思うが少しの光でも先が見えるとありがたい」

 

地元、津山市の飲食店などを支援しようとクラウドファンディングを立ち上げ

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(レプタイル丸尾宜史社長)

「日頃からお世話になっていた店に対しみんなが気持ちを形にできる仕組みとしてクラウドファンディングが使われているので、こういうことが広がって、みんなで地域を盛り上げていこうという流れにつながったらと思う」
こう語るのが今回のミライビト丸尾宜史さん(38)。
経営が悪化する地元、津山市の飲食店などを支援しようとクラウドファンディングで18店舗への資金提供を呼びかけ4月末からの約1カ月で約160万円を集めました。

(レプタイル丸尾宜史社長)
「津山にいる人たちもしくは津山から出ている津山の出身者でもいいですし、自分が思う地元を応援できるので、(クラウドファンディングは)このコロナ禍で必要とされこれから広がっていく広げていくべきものなのかと思います」

クラウドファンディングは個人や団体が不特定多数の共感者から事業の資金を調達する方法で、資金提供者に何らかの権利や物品の見返りがある「購入型」や見返りがない「寄付型」などがあります。経営が悪化する企業などへの支援策としても注目を集め、岐阜県では消費が落ち込むブランド和牛の生産者への支援にと購入型のクラウドファンディングを立ち上げ2週間で1億1000万円が集まりました。

(レプタイル丸尾宜史社長)
「(あるクラウドファンディングサイトでは)今年5月、全国での流通金額が40億円で過去最高。それはこのコロナの状況でそれだけ必要とされているということだと思う」

東京でのサラリーマン生活をやめ27歳の時に故郷・津山に戻った丸尾さん。7年前に立ち上げたのが企業のブランディングやウエブマーケティングの支援などを手掛ける 「レプタイル」です。

過去を見ながら、これから新しい津山地域をつくりたい・・・

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(レプタイル丸尾宜史社長)
「(オフィスの壁紙が古い地図ですが?)これは津山城を中心とした津山市の江戸時代の地図。過去を見ながら、これから新しい津山地域を作っていくという意気込みで仕事している」

地域の魅力発信に繋がればと始めたビジネスでしたが収入のメインとなるウエブサイトの制作などは同業者も多く創業当初の売上はゼロ。運転資金が底をつきかけた時に出会ったのがクラウドファンディングでした。

(レプタイル丸尾宜史社長)
「ファンディングというと資金調達というイメージが強いんですが、これから事業をやっていくという構想段階でも活用できるので共感してもらえる支援者を集めることができます。なので広告だとお金を払って広告を出していくがそれを金銭的コストをかけずにPRしていけるのもいいところ」

丸尾さんの仕事は、クラウドファンディングをやりたい人のサイトの立ち上げや、管理を行うこと。目標金額達成に向けアドバイスもしますが、収入は、集まった資金の7%にあたる手数料だけです。ではなぜ、丸尾さんはクラウドファンディングに注目したのか?そこには他社との差別化を図るための戦略がありました。

未来4

(レプタイル丸尾宜史社長)
「手数料はとても微々たるもので大きい金額でない。これは私たちは地域を盛り上げるために必要な事としてやらせて頂いているが、(サイトを管理する中で)色んな事業者と出会うことがあり、そこで仕事につながる」

クラウドファンディングをきっかけにもともと得意としていた利益率の高いホームページやパンフレットの制作につなげようと考えたのです。実際に津山市の縫製工場が丸尾さんと組んでクラウドファンディングを活用して自社ブランドのネクタイを売り出した時は、目標金額を大幅に上回っただけでなく認知度も上がり販路も拡大しました。その後、会社からホームページとチラシの作成を任されました。

(笏本縫製 笏本達宏専務)
「クラウドファンディング成功への手助けは(新たな仕事を依頼する上で)大きなポイントでした。ウェブサイトなど会社で大切な位置づけになるものは信頼できるところにお願いしたいと思い、迷わずれプタイルにお願いした」

(レプタイル丸尾宜史社長)
「ウエブサイトやパンフレットも手伝わせて頂くようになり、仕事としてやらせて頂く部分がたくさん出るので価値のある仕事をさせて頂いてる」

今、丸尾さんが新たに取り組んでいるのが津山市のイタリアンレストランのクラウドファンディングです。

(リトファンイタリアーノ 寄木秋弘社長)
「販路拡大と非対面販売、雇用の促進もしたいので」

自慢のピザを移動販売するキッチンカーの製作費用の獲得を目指します。

(レプタイル丸尾宜史社長)
「新しい事業を支えていく個別のクラウドファンディングにも展開していけるのはとてもやりたかったことなので、どんどんサポートしていけたらと思う」

自らのノウハウで地域を元気にしようと奮闘するミライビト…。その目は、コロナ禍の先を見据えています

(レプタイル丸尾宜史社長)
「地域でチャレンジをもっともっともっとしやすい地域にしていきたいし、地域に対してみんなが関わって応援していけるようなことが当たり前になっていくことを実現したい。インターネットを経由した無機質というよりは温かいつながりをもとに地域でチャレンジを応援していける。そういう風土をつくっていきたいと思います」


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