便座に腰かけたまましばらく動かないと
急に電気が消え、「世界の終わり？」と
焦ったことのある人は多いと思う。
私はしょっちゅうだ。昨日もだ。けさも。
うちのオフィスのトイレ、
「NO　HUMAN」の審判が
早過ぎやしないか？スピード感ありすぎ。

急に電気が消えてしまった時、
皆さんはどうされるだろうか？

私はゆっくりと上半身で円を描く。
歌舞伎役者が見得を切る時のように。
あるいは獅子舞のスローモーション。

国民の大半はそのようにするものだと
思っていたら、
「軽く片手を動かしますね」という
同僚や番組スタッフが意外と多いのに
驚かされた。
いや、むしろ上半身を動かす派の方が
マイノリティ（私の調査の範囲内）だった。

もっと大規模な調査をしたくなり、
『なんしょん？』で２択アンケートにして
視聴者に問おう！と会議で提案したら
「公共の電波でそんなのムリ」と
プロデューサーにあっさり却下された。

上半身動かす派と手を動かす派、
どちらが多いのか？
あるいはその他にどんなパターンが
あるのか？気になって気になって仕方ない。
もし、街で私を見かけたら
「私は上半身を動かします」とか
「手を動かす派です」とか
「逆に再点灯しないように
　微動だにしません」等の
対処法を教えて頂きたい。




＊写真は家庭菜園で見つけたアゲハチョウ。

時々ダイエットを兼ねて
50分ほど歩いて帰宅する。
真っ暗な住宅街を通るのだが、
気になって仕方ないスポットがある。

それは高い壁に囲まれた広い住宅、
あるいは小さな工場と思われるが、
外からは中の様子が見えない。
ただ、ここを通る時、
壁の内側から裸電球の光が漏れ、
複数人の声が聞こえてくることがある。
かなり大声で早口。
それがおそらくは東南アジアの言語。
以前、東南アジアの方と話した時の
響きと似ているから。

何を話しているのだろう？
真剣に議論しているように聞こえる。
裸電球の下で何かの新製品の開発か？
単なる井戸端会議か？
想像を巡らせるのも楽しいが
真実を知りたい。

訪ねる勇気が無いので、
いつか近くに住む人と知り合ったら
ぜひ聞いてみたい。

真っ暗で静かな住宅街を歩いて帰宅中、
まあまあの声量で歌いながら自転車を
漕いでいる人を見かけることがある。
1人や２人ではない。
てことは全国にけっこういると見た。

名付けて「サイクリングシンガー」。
あるいは「シンギングサイクリスト」。

背後から接近されたら怖い。
追い抜かれる際に「何か危害を
加えられるのでは？」と思って
身構えてしまう。
おじさんの私ですらそうなのだから
いわんや若い女性をや。
夜道は気を付けて下さいね。

そうやって善良な市民を不安に陥れ、
人間不信にさせてしまう行為は
あまり良くないのでは？と思うし、
大体、近所迷惑ではなかろうか。夜分に。
イヤホンを着けて音楽を聴いていると
歌いたくなるものなのだろうか？
（私はやったことがない）

今度背後からサイクリングシンガーに
接近されることがあったら、
抜かれる瞬間に同時に走り出し
こちらも小声で歌いながら
真横を一緒に走ってみようか？と
思ってみたり。
驚くだろうなぁ。怖がるかなぁ。
でもこちらもそれくらい恐怖なんです。
反省を促したい。





そういえば、
3月に退社した矢野みなみアナは、真夜中に
地下道を歩いて帰宅することになった時、
不審者から身を守るため、やや腰をかがめて
「ウ～、ウ～」と唸りながら歩いたそうだ。
そんな人とは絶対にすれ違いたくない。
自分が不審な行動を取ることで、不審者をも
ビビらせ、遠ざけるという作戦らしいけど。


人として間違っていると思う。


そんな矢野アナが元気にやっているかが
今、何よりも本当に気になっている。