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田植えシーズン到来でも…満濃池のゆる抜きにも異変が【香川・まんのう町】

2020.06.17

田植えシーズン到来でも…満濃池のゆる抜きにも異変が【香川・まんのう町】

香川県まんのう町の日本最大級の農業用ため池、満濃池で6月15日、池の水を田んぼに放流するゆる抜きが行われました。初夏の讃岐の風物詩ですが、2020年は新型コロナウイルスの影響で、関係者のみで行われました。

ゆる抜きは田植えが始まるこの時期に毎年行われているもので、例年は浜田知事を始め100人ほどの来賓が集まりますが、2020年は新型コロナの影響で、地元の土地改良区など関係者のみで神事を行いました。そして、取水塔のハンドルを回して池の水を放流しました。
(水が流れる)
「ザー」
流れる水の量は毎秒最大5トン、下流の2つの市と3つの町の田んぼ、約3000ヘクタールを潤します。豪快な放流を一目見ようと例年多くの観光客が訪れますが、こちらも2020年は関係者以外を立ち入り禁止にして行われました。
(満濃池土地改良区 國重進理事長)
「楽しみにしていた人には申し訳ないが、1年辛抱してもらって、来年(2021年)収束してみんなそろってゆる抜きを見てもらって、豊穣の秋を迎えられるようにしたい」
満濃池の現在の貯水率は86.2%と十分で、約1週間、放流が続きます。
異例のゆる抜きにはなりましたが、初夏の讃岐に田植えシーズンが訪れました。