讃岐平野に本格的な田植えシーズンの訪れを告げる香川用水の水口祭が三豊市で行われました。

高知県の早明浦ダムから水が送られてくる香川用水記念公園で神事が行われ土地改良区の役員９人が水路に神酒を注いで水の安定供給と豊じょうを祈りました。
（小野修司記者）
「例年約７００人が水口祭を見守るが今年(2020年）はそういったギャラリーの姿は無い」
水口祭では例年、伝統芸能の奉納などが行われますが２０２０年は感染防止のため規模を大幅に縮小しました。
（香川用水土地改良区　組橋啓輔理事長）
「６月１１日にはだいたい梅雨なので雨の水口祭は良くあるが、こんな形は初めて。いい作物が育ち豊穣の秋になること祈る」
６月１１日から１日あたりの農業用水の取水量はこれまでの３倍にあたる約４０万トンに増え県内８市６町、約２万２０００ヘクタールの農地を潤します。
また香川用水の水源、高知県の早明浦ダムの貯水率はご覧の通りで、平年を６．６ポイント下回っています。