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市民プール“廃止”の方針受け市民団体が抗議声明 施設の存続を求める【香川・高松市】

2021.11.26

市民プール“廃止”の方針受け市民団体が抗議声明 施設の存続を求める【香川・高松市】

高松市が、老朽化した市民プールを2021年度で廃止する方針を示したことに対し、市民団体が、市長と面会し、施設の存続を求めました。

高松市市民プールの存続を求める会のメンバーが、大西市長に抗議声明を手渡しました。

廃止を前提とした市の姿勢や、市民アンケートで6割が存続を求めたことなど、7つの点で市の対応を問題視しています。

1978年に開設された市民プールは、老朽化が著しく、公共施設の見直しの中で、市は、2019年、大規模改修が必要になった場合は廃止する方針を打ち出していました。

そして2021年、ろ過設備が故障し、全面改修が避けられなくなったことから、2021年度での廃止の結論に至りました。

存続を求める会は、幼児や障害者も利用する施設の特性を踏まえ、改修した上での存続を求めましたが、大西市長はこれまでの経緯を説明し、廃止の判断に理解を求めました。

(存続を求める会 林俊夫共同代表)
「理解の仕方が食い違っている。話し合ってその機能を理解してもらうことが必要」

(高松市 大西秀人市長)
「相当な金額がかかって修繕しないといけない。これまでの方針通り、ここで廃止もやむを得ない。非常に残念ではあるが、そう判断した」

高松市は、廃止に伴う条例改正案を12月定例市議会に提出する予定で、存続する会は、市議会議長あてに存続を求める陳情書を提出するとしています。