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ビズワン!「未来への提言」 4月25日放送
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ビズワン!「未来への提言」 4月25日放送

経験豊富な経済人にエリア経済のこれからについて聞く「未来への提言」。
初回は、大原美術館名誉館長の大原謙一郎さんです。

大原美術館名誉館長 大原謙一郎さんに聞く

大原さんは大原美術館を設立した大原孫三郎を祖父に持ち、倉敷レイヨン、現在のクラレの副社長や中国銀行副頭取を歴任。
岡山経済同友会の代表幹事や倉敷商工会議所の会頭を務めるなど岡山県の経済界で長年にわたりリーダーシップを発揮してきました。
今年90周年を迎える倉敷市の大原美術館。
その向かいに立つのが美術館を設立した大原孫三郎の生家です。
現在は、展示・交流施設として活用されています。

大原謙一郎さん)
「(こちらに力強いメッセージが記されているが?)
これは大部分が私の祖父の孫三郎や父の總一郎が語っていた言葉だが、経営者としてこういう言葉を武器にし人を説得しながらビジネスをやっていった」

(大原孫三郎のメッセージ)
「十人のうち七人も八人も賛成するようなら、もうやらない方がいい」     

(大原謙一郎さん)
「十人のうちこんなに賛成するなら世の中に溢れているので、それは昨日のビジネスであり今日のビジネス。そうじゃなく十人のうちの一人か二人しか気づいていないところに、さあこれからやっていくんだよというのがビジネスパーソンの心意気。それはお金とか商売だけでない何か一つの価値、バリューみたいなものに対して貢献をしていくというのが商人の道の基本」         


大原家の9代目として生まれた謙一郎さん。
商人としての道を歩む中で苦難を乗り切る心構えを学んだのが1973年のオイルショックだったといいいます。
当時、30代前半。クラレに勤務する若手ビジネスマンでした。

(大原謙一郎さん)
「本当に経済ひっくり返ったんですから。リーマンショックの騒ぎじゃなくて本当にひっくり返った。当時従業員が1万人以上いたが、どうやって養っていくのか。トップは毎日悩んでいた。その時にそれぞれの立場の人の責任が重く、それをみんなが果たしていくからこそ生き抜いて新しい時代に生まれ変わっていける。それを石油ショックの中で現場で体験した。あれが私の中では一番大きな体験。今のコロナと同じです」         

最後に大原さんが掲げる「未来への提言」とは。

(大原謙一郎さん)
「とにかく自分の足元をしっかり見つめよう。そこから何か新しいものを見つけ出していく。これが今のビジネスパーソンに私が伝えたいこと。
(足元というのは歴史も踏まえて?)
歴史であり文化であり産業の蓄積、ノウハウ。自分の中に生きているDNAかもしれない。ただ、パッとみるのではない。
自分の足元をじっと見つめていたら何かそこから湧き上がってくるように自分の中に理解が深まってくることが生まれてきますから」


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