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ダム底から70年前の小学校も出現 旭川水系で12日から取水制限強化へ【岡山】

2022.07.08

ダム底から70年前の小学校も出現 旭川水系で12日から取水制限強化へ【岡山】

岡山市などの水源、旭川水系のダムの貯水率低下で7月12日から取水制限が強化されることになりました。

8日の旭川水系水利用協議会の渇水調整会議で、7月12日から第2次取水制限を行うことが決まりました。カット率は、上水道は現在の10%から岡山市のみ20%に、工業用水は10%から30%に、農業用水で30%から50%にそれぞれ強化されます。

(岡山河川事務所 大作和弘所長)
「厳しい状況に向かっている。(市民生活への影響は)無いと前提で聞いている。状況によっては地域それぞれ特性があると思うので節水に備えてもらえれば」

旭川水系のダムの貯水率は8日午前9時現在19.9%で平年と比べて50ポイント以上下回っています。真庭市にある旭川水系の湯原ダム上流では。

(中島一朗記者)
「全く別世界に来たような状況ですね」

県からの委託でダムの維持管理を行う天野章一さんです。

(ダムの維持管理を行う天野章一さん)
「(水が)全くない。乾燥しきっている。サラサラ 全然水分がない」

渇水により、約70年前に湖の底に沈んだ小学校の門柱や校舎の基礎が姿を現しています。二宮金次郎像の台座も。

(ダムの維持管理を行う天野章一さん)
「こんなことない。僕が今立っているところは水の中、珍しいと思う。これだけ水が無いのは」