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2022.06.14

動物と暮らしたい…移住夫婦 津山市加茂町に「動物ふれあい施設」オープンへ【岡山】

津山市加茂町に移住してきた夫婦が、動物と触れ合うことができる施設を作ろうと準備を進めています。動物を通じて地域の拠点を作りたい、オープンに向けた夫婦の思いを取材しました。

自然あふれる高台で様々な動物たちと暮らす畝岡晃侍さんと優さん夫婦。2年前に東かがわ市から津山市加茂町に移住してきました。

移住前は動物園の飼育員として働いていた畝岡さん夫婦は、豊かな自然の中で動物たちと暮らしたいと移住を決めました。

(畝岡晃侍さん)
「最近聞く話では、保育園や幼稚園で生き物を飼うところが少なくなっていたり、ペットを飼う人も少なくなっていたり、なかなか子供や大人が動物を触る機会がないことが寂しい。新しい魅力や癒やしを届けたいと思った」

地元の人たちにも協力してもらいながら自宅の倉庫を改装し、触れ合い施設をオープンすることにしました。

畝岡さん夫婦が飼育するのはプレーリードッグやミーアキャットといった少し珍しい動物たち。新しい施設の名前はこの2つの動物から取った「プレミー」と決めました。動物たちと触れ合える場所が地域の小さな拠点になればと期待します。

この日も近所に住む人が訪ねてきました。

(地域の人は…)
「若い人が移住してきてうれしい。他にこんな場所がないので人気は出ると思う」

また、より多くの人に動物との触れ合いを楽しんでもらおうと、種類を増やしたり、飼育環境を整えるため4月からクラウドファンディングも始めました。期限は6月15日までですが、すでに目標金額を達成しています。

(畝岡優さん)
「動物が好きな人はより動物を好きになってもらい、あまり接したことがない人は、より知ってもらえるような施設にしたい」

(畝岡晃侍さん)
「加茂町はとてもいいところ、来ないと分からないので僕たちの店がそのきっかけになれば」

畝岡さん夫婦の動物への愛が詰まった憩いの場「プレミー」。オープンは2022年10月を予定しています。