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2022.06.07

「夢の学校」1日限定で復活へ 大学生が小学校を見学 本番まであと4カ月【岡山】

廃校になった岡山県和気町の小学校を、1日限定で復活させるプロジェクトが進められています。

「夢」テーマにプロジェクトを進める大学生が、6月6日、アイデアを膨らませるため小学校を見学しました。

バスに乗りこむのは、岡山市の環太平洋大学次世代教育学部の学生たち。岡山県和気町の和気小学校に向かいます。

このプロジェクトは、学生が授業をプロデュースし、小学生に向けて1日限定の学校を開校するものです。

授業は、町内の小学校統合で5年前に廃校になった旧和気小学校で行われます。

少子高齢化が進む和気町では、地域をつなぐ核であった学校が次々と廃校になったため、廃校周辺の賑わい作りが課題となっています。

(和気小学校 森尚紀校長)
「統合前は小学校が各地域にあり、それぞれの地域の拠点となっていた。住民の人にとって心のより所であったり、交流の場であったり。この企画を通して、地域住民の方に、また旧和気小学校への意識を持ってもらいたい」
「内容は「夢」ということで、授業を受けた子供たちも学生のように夢を持って進んでいくようになってほしい」

今回のプロジェクトのテーマは「夢」。学生たちは、実際の小学校の授業を見学したり、児童と触れ合いながら子供たちの「夢」を理解し、1日限定の学校で行う授業などのカリキュラム作りに生かすのが狙いです。

■小学生と触れ合いの様子

(児童は…)
「楽しかったです!」
「みんな授業を見てくれて、とってもうれしかった」
「(Qみんなの夢の学校は?)給食がおいしい学校!」
「勉強とか音楽とか、いろいろできる学校!」

小学生の生の声を聞いた学生たち。授業のイメージが膨らんできました。

(学生は…)
「表現教育を取り入れようと思っていて、子供達はやはり元気で活発だったので、その元気さをを生かせる授業がしたいと思った」
「先生が一方的に話すとかではなく、先生も生徒も一緒に楽しめるというのが、自分が授業を作る時に大切だと思った」

プロジェクト本番まであと4カ月。旧和気小学校の「夢の学校」は10月25日に開校します。