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2022.06.06

「黄色いタスキ大作戦」災害時の逃げ遅れゼロを目指し…真備町で安否確認訓練【岡山・倉敷市】

甚大な被害をもたらした西日本豪雨から、7月で丸4年です。被災地の倉敷市真備町では、災害が起きた時の逃げ遅れゼロを目指し、6月5日、黄色いタスキを使った安否確認訓練が行われました。

(住民は…)
「ここら辺りが良いかな」
黄色いタスキ01
「日頃から訓練をしておくと、とても安心して過ごせる。重要な大事な訓練」
 
倉敷市真備町川辺で約1400世帯を対象に行われた安否確認訓練、黄色いタスキ大作戦です。
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2021年に続き2回目の訓練で、事前に配られた黄色いタスキを自宅の外から見える場所に掲げ、近隣住民に安否を知らせます。

(住民は…)
「水害以降、近隣の人の安否が気になるので、 1つの機会として良い取り組み」
黄色いタスキ05
2018年7月の西日本豪雨では、災害関連死を除いて、61人が死亡。その多くは、災害が発生した時に安否確認ができず、逃げ遅れたことによるものでした。
黄色いタスキ06
今回の訓練では、町内会の代表や民生委員ら65人ほどで手分けして、タスキの数を数えて集計する流れを確認。訓練の後は、小学校の体育館で住民に向けた報告会が開かれ、約6割の住民が訓練に参加したことが報告されました。
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(川辺復興プロジェクトあるく 槙原聡美代表)
「黄色いタスキを皆さん一軒一軒持っていること自体が、地域とつながっている、心の支えになっている。ここから継続していくことが一番大事」
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報告会の会場では、防災について学ぶイベントも合わせて行われました。いつ起きるか分からない災害に備えるために、被災地では住民主体の取り組みが進んでいます。
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