備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」。雨のシーズンに向けて、特に注意が必要な場所をお伝えします。

（防災士　小林宏典記者）
「梅雨のシーズンが近づいていますが、大雨の時、リスクを伴うのがこうした地下をくぐる道路です」

「注意！アンダーパス」 線路や道路の下に作られたアンダーパスと呼ばれる道路です。集中豪雨の際には冠水し、車が水没する事故も起きています。 アンダーパスの冠水を想定したＪＡＦの走行テストでは、水深が６０センチの場合、セダンタイプの車は途中で立ち往生し、走行できなくなりました。 「リスクと場所を確認」 こうしたアンダーパスは、国土交通省のまとめでは、岡山県では８３カ所、香川県は４０カ所あります。 どこにあるか知るのに便利なのが国交省が運用するサイト、重ねるハザードマップ。アンダーパスの場所を表示ことができます。 普段よく通る道や、避難所までの道に該当する地点はありませんか。またアンダーパスは、冠水すると路面の状況が分からなくなります。遭遇したら安易に進まず、迂回しましょう。 そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。集中豪雨になったらアンダーパスは冠水する恐れがあります。予め場所を確認、もし遭遇しても安易に進入しない。梅雨に備えて心に止めておきましょう。