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2022.05.26

曇り・雨の日も熱中症に注意!コロナ禍特有の事情もリスクに拍車 専門家に聞く【岡山・香川】

岡山・香川は5月26日、曇り空で夕方からは、雨が降り始めましたが、最高気温は、25度を超える夏日となりました。

こうした曇りや雨の日でも注意が必要なのが熱中症です。専門家に対策を聞きました。

5月26日の岡山・香川は、湿った空気の影響で曇り空となり、夕方からは雨が降りました。

実は、こうした曇りや雨の日にも熱中症のリスクが潜んでいます。

(岡山大学 鈴木久雄特任教授)
「湿度が高いと熱中症になりやすいので、曇りや雨の日も熱中症になりやすい。5月・6月は危険な時期」

熱中症予防について研究している岡山大学の鈴木久雄特任教授によりますと、曇りや雨の日は、日光の照り返しはなくても温度や湿度が高いため、体が暑さにまだ慣れていないこの時期は熱中症になりやすいといいます。

さらに、コロナ禍特有の事情もそのリスクに拍車をかけています。

(岡山大学 鈴木久雄特任教授)
「コロナ禍になる前は比較的運動していた人も、家の中にいたり、運動をしなくなって、暑さに慣れる期間が少なく、それだけでも熱中症になりやすい」

そして、気になるのがマスクを外すタイミングですが…

(岡山大学 鈴木久雄特任教授)
「外で人が少ない所では外した方がいいと(政府が)言っているが、その通りだと思う。人混みに行く時はつけて、つけたり外したりを頻繁にしてもらいたい」

簡単な対策としては日傘が有効ですが、何より重要なのは、暑さに強い体を作るため、運動をして汗をかく習慣をつけることだといいます。

(岡山大学 鈴木久雄特任教授)
「朝晩は今涼しいので、その時間帯に運動してもらって、汗が出るようにして、夏の本番に備えてもらえたら」

鈴木特任教授によりますと、曇りや雨の後の晴れの日が熱中症になるリスクが最も高くなるということです。

これからの夏本番に向けて、熱中症になりにくい生活を心がけましょう。