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4回目ワクチン接種 対象者は?高血圧・糖尿病も含まれる?専門家の見解は【岡山・香川】

2022.05.23

4回目ワクチン接種 対象者は?高血圧・糖尿病も含まれる?専門家の見解は【岡山・香川】

政府は新型コロナワクチンの4回目の接種を5月25日から始めると発表しました。これまでよりも対象者が絞られる4回目の接種について専門家に聞きました。

(後藤茂之厚生労働大臣)
「4回目接種を円滑に開始できるよう、引き続き自治体と緊密に 連携しながら取り組んでいく」

4回目の対象となるのは3回目の接種から5カ月が経過した人です。60歳以上の人と18歳以上で基礎疾患がある人、医師が重症化リスクが高いと判断した人が対象です。

高松市でも23日に、25日から4回目の接種を始めると発表しました。対象者が限定された理由について、感染症に詳しい専門家は・・・

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「若くて基礎疾患のない人について言えば、抗体が低下したためにバリアを破ってウイルスが入ってきても重症化したり、増えたりする前にやっつけることができる。このわずかな期間において、高齢者や免疫不全者は重症化してしまう。このわずかな時間でたどる運命が違う」

基礎疾患がある人や重症化リスクのある人として、こんな場合も注意が必要と指摘します。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「注意が必要なのは、例えば『自分が糖尿病の診断を受けている』という人だけではない。私としてはこれまで健診で何か言われたことがある人全員と思って欲しい」
「健診で例えば、血糖値が200あるといわれても受診をためらっている。様々なことで先延ばししている人は大勢いる。血糖値が200を継続していると実質的には糖尿病(※注)。免疫は低下しているはず」

(※注・・・健診時空腹時血糖値の基準値=110)

では、接種を検討する必要がある注意すべき疾患とは?

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「糖尿病、高血圧、慢性の肺疾患、慢性の腎臓病、免疫が低下する病気、HIV感染症、慢性の感染症、結核。何らかの免疫に関係あるものベースに慢性炎症があるもの全てと思って欲しい」