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2022.05.18

赤字ローカル線の維持・存続を…危機感を共有する中国地方の知事が国への要望を取りまとめ【岡山】

JRが収支の悪化を受け、存廃を含めた路線のあり方を議論したいとしているローカル線について、中国地方知事会は18日島根県で会議を開き、路線の維持・存続に向けた国への要望を取りまとめました。

会議ではJR西日本が収支を公表した赤字路線のうち、新見市を走る芸備線など半分以上が中国地方の路線であることを踏まえ、今後、危機感を共有してこの問題に対処していくことで一致しました。その上で、コロナ禍で経営が悪化しているJRへの支援や今後の鉄道ネットワークの方向性を示すことなど5項目にわたる国への特別要望を取りまとめました。

芸備線を巡ってはJRが5月11日、存廃を含めあらゆる可能性を排除せず、あり方の議論を始めたいと岡山県などに提案していました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「鉄道事業者の経営状況が大変厳しいことは 十分理解しているつもりではあるが、ローカル線を残すかどうかの判断は、地域の様々な事情を踏まえて丁寧に議論されるべき」

会議ではこのほか、新型コロナの感染状況を共有した上で、感染防止と経済活動を両立するための国への要望事項も取りまとめました。