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2022.05.18

コロナ禍で初の「瀬戸内国際芸術祭」春会期終了 来場少なく夏に期待【香川】

瀬戸内国際芸術祭の春会期は、5月18日、最終日を迎えました。

コロナ禍で初めての開催となった今回、来場者は減少しましたが、香川県の浜田知事は、夏会期に向け期待感を示しました。

(前川裕喜記者)
「島に渡る船が発着する高松港。平日ということもあるが、春会期最終日にもかかわらず、人通りはほとんどなく、静かな雰囲気です」

高松港では、春会期に合わせて一部の定期船が増便されていますが、乗客は、まばらでした。

食事などができる休憩スペースにも人の姿は見られませんでした。

春会期は4月14日に開幕、集客が期待されたゴールデンウィークでも来場者は約11万7000人と、3年前の前回の65%ほどに減少しました。

国内の観光自粛に加え、これまで多かった海外からのインバウンド客が入国制限により来られなかったことが影響したとみられます。

今後、政府は、インバウンド客の受け入れ再開に向け、検討を始めるとしていて、香川県の浜田知事は、瀬戸芸は、来場者の数で評価されるイベントではないとしながらも、8月5日から始まる夏会期に向け期待感を示しました。

(香川県 浜田恵造知事)
「国内観光もそうだが、海外から客が来るようになれば本当にありがたい」

瀬戸芸の春会期では、検温や体調確認を徹底することで、来場者の感染を1人だけに抑えられたことから、県は、夏会期でも引き続き感染防止対策を徹底するとしています。