ゴールデンウィーク。人の移動が増えると新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されます。岡山県ではゴールデンウィーク期間中、予約なしでワクチン接種できる会場を設け、接種率の向上を目指しています。担当者に話を聞きました。

※「予約なし」３回目接種※
日時：４月２９日～５月５日（５月１日を除く）午後３時３０分～５時３０分受付
場所：川崎医科大学総合医療センター（岡山市北区中山下）
使用するワクチン：モデルナ社製 （岡山県ワクチン対策室　矢吹真一室長）
「予約なしなので時間が空いたら行ってもらえる。２０２１年もゴールデンウィークの後に感染者が多くなった。皆さんが安心して過ごしてもらうため、少しでもワクチン接種をしていただければ。連休中はワクチン接種について検討する時間もあると思う」 ３回目の接種を終えた人は岡山県民の約半数。高齢者の接種率が高い一方、２０代・３０代の若い世代は伸び悩んでいます。

（岡山県ワクチン対策室　矢吹真一室長）
「若い世代はまだ接種券が届いていない人もかなりいる。これから伸びていくとは思うが、やはりまだまだ進んでいないという状況。１・２回目の副反応の関係もあると思う。そこについては効果が出るという事をきちんと広報してご理解頂きたい」

岡山県営の接種会場は２カ所あり、岡山県医師会館（岡山市北区駅元町）ではファイザー社製、川崎医科大学総合医療センターではモデルナ社製のワクチンを接種しています。岡山県内でワクチンの供給量はファイザー２：モデルナ１の比率だということです。 （岡山県ワクチン対策室　矢吹真一室長）
「接種率の具体的な目標はないが、少しでも多くの方に接種してもらうのが第一。今後、社会経済活動を回していく、感染防止を図る中でワクチン接種は非常に重要なことなので、皆さん接種をして頂ければと考えている」

その上で課題については…

（岡山県ワクチン対策室　矢吹真一室長）
「情報が届いていないといったことがある。正しい情報を簡単に届けることが大事」

岡山県ではゴールデンウィーク期間中、一律の行動制限はせず、早めのワクチン接種、会食はできるだけ少人数・短時間とするなど、基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけています。