観光客が増えるゴールデンウィークを前に、香川県小豆島の寒霞渓ロープウェイで、事故を想定した復旧訓練が行われました。

（訓練の様子）
「山頂施設の停電により、緊急停止しました」

訓練は停電が発生し、観光客を乗せたゴンドラが途中で動かなくなったという想定で行われ、運行会社や警察などから約２５人が参加しました。

訓練の目標は、予備エンジンを始動させ、５分以内にゴンドラを安全に駅に引き戻すこと。スタッフ同士が連携して観光客を救助する手順を確認しました。

運行会社は毎年春と秋に訓練を行っていて、開業以来、無事故を続けているということです。

（寒霞渓ロープウェイ　佐伯直治社長）
「知床の事故もあり、安全に敏感になっている。確実に履行する」

瀬戸内国際芸術祭と重なる２０２２年のゴールデンウィークは、観光客の人出にも期待しているということです。