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アメリカ産牛肉の値上げに苦悩するハンバーガー店「手の打ちどころがない」円安の影響【岡山】

2022.04.26

アメリカ産牛肉の値上げに苦悩するハンバーガー店「手の打ちどころがない」円安の影響【岡山】

急激に進んでいる円安の影響です。食材を輸入品に頼っている岡山市内の飲食店ではコストの上昇に頭を悩ませています。

岡山市北区のハンバーガー店「ダブズキッチン」。「アメリカンバーガー」は100%アメリカ産の牛肉を使っていてボリュームが人気の商品です。今この看板メニューに世界経済の影響が直撃しています。

(ダブズキッチン 川上裕睦オーナー)
「仕入れるたびにまた上がったのかというくらい材料が上がっている」

その理由の1つが急激な円安です。4月20日、円相場が約20年ぶりに1ドル129円台まで下落し、輸入する食材が高くなり始めています。この店では牛肉を中心に約6割の食材に輸入品を使っていて、大きな影響が出ています。1キロ当たり100円ほど値上がりした牛肉をはじめ、マヨネーズやトマトソースも。さらに、ポテトも1キロ当たり20円の値上げとなりました。

仕入れ値が上がる中、店では商品の価格を据え置いていますが、今後の経営には不安がつきまといます。

(ダブズキッチン 川上裕睦オーナー)
「対策がなく手の打ちどころがない。インフレが進んでスタッフの生活が厳しくなっている。かといって給料を上げるという状況でもない。大変厳しい状況」

進む円安の影響は岡山でもじわじわと広がっています。