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【聞いてみた】子どものワクチン接種は必要?副反応は?岡山県ワクチン対策室長に聞く【岡山】

2022.04.25

【聞いてみた】子どものワクチン接種は必要?副反応は?岡山県ワクチン対策室長に聞く【岡山】

3月中旬に始まった5~11歳の子どもの新型コロナワクチン接種。子どもの接種は必要なのか?副反応はあるのか?岡山県ワクチン対策室の矢吹真一室長に聞きました。

Q、岡山県の子どものワクチン接種現状は?
「3月に始まったばかりでまだ1割くらいの接種率。特に受けてもらいたいのは、基礎疾患がある方。重症化しやすいので接種してほしい」

Q、接種体制は?
「現在229の医療機関で接種できる。公表できる機関はしている。数は現状で足りていると思っている。
また専門の相談窓口を3月から設けている。24時間対応で医療スタッフも揃えて相談にのっている。接種前だと「どんな副反応が出ますか」、接種後だと「熱が続くがどうしたらいいか」などの相談が寄せられている」

Q、子どもの副反応は出るのか?
「大人と変わらないような発熱・頭痛が出るという報告がある。ただ発生率ははっきりわかっていない。少ないのかもしれない」

Q、子どもの接種が『努力義務ではない』理由は?
「オミクロン株でのワクチンのエビデンス(効果の裏付け)が決定的ではない。今後エビデンスが揃ってきた段階で、国が再度検討すると思う」

Q、県としては子どものワクチン接種をすすめる?
「基本的には打つ必要がある方(基礎疾患のある子)がいるので、そういった方にきちんと接種の場所を提供することが大事」

Q、子ども全体については?
「接種の努力義務がないので、県や国から出す情報、感染状況などを勘案して、リスクとベネフィット(恩恵)を考えながら、保護者とお子さんが話をして検討してもらえれば」

Q、OHKが行ったアンケートでは、情報が少ないという意見もあった
「確かに子どもの接種が3月から始まったばかりなので、情報が少ないと思っている。国も県もできるだけ情報を集めて提供させてもらいたい。(まだ提供できるだけの情報が…)まだ揃っていない」

Q、ワクチンの成分や量を知りたいという声もあった
「ファイザー社の小児用ワクチンで大人と違うもの。成分は大人の成分の約3分の1。副反応などは国の臨床検査で判断している」

Q、今後については?
「目標を定めている訳ではないが、打った方がいい方がいるので、その人への接種の場をきちんと設ける事が大事。基礎疾患がある人が重症化しやすいので、そういった方に接種の場を提供して打ってもらう」

※岡山県新型コロナワクチン小児専門相談窓口
 電話番号 0120-245-061(フリーダイヤル)
 受付時間 24時間(土日祝日を含む)