２０２２年、コロナ禍で迎える３回目のゴールデンウィーク。ワクチン接種が進むなど対応策も加速したことから旅行業界にようやく明るい兆しが見えています。

（ＪＴＢ岡山表町店　佐藤隆志課長）
「申し込みの件数が多いので、感覚的に（前年との）違いを感じている」

岡山市北区の旅行代理店、ＪＴＢ岡山表町店です。２０２２年は前年に比べて旅行を申し込む客が増え、スタッフはホテルの宿泊予約や航空券などの発送作業に追われています。ＪＴＢによりますと２０２２年の国内旅行者数は１６００万人と予想され、前年のゴールデンウイークに比べて約７割増加する見込みです。

（ＪＴＢ岡山表町店　佐藤隆志課長）
「去年は近場の旅行の申し込みが多かったけど今年は遠方の旅行の申し込みが多い。東京方面や関西、沖縄方面の人気が高まっている」

ＪＴＢによりますと、２０２１年は東京など都市圏に緊急事態宣言が発令されていたため遠出は控える傾向にありましたが、２０２２年は関東や関西、九州地方など遠方を選ぶ人が増えているといいます。

旅行の同行者は、家族が一番多いものの前年より減少し、友人・知人の割合が増えています。また公共交通機関を使わない、個室で食事できる施設を選ぶ、など感染対策を考えていると答えた人も多くいました。

（ＪＴＢ岡山表町店　佐藤隆志課長）
「（まん延防止措置が）解除されたことでお客様もやっと行けるという気持ちが伝わってくるし、私たちもそのお手伝いが出来ることがうれしい」

ＪＴＢによりますと航空便のうち沖縄路線は２１日現在、満席の日も出ているということです。