2022.04.18
モンゴルで“ハタ”の養殖に成功 海の無い国でも新鮮な海の魚を…岡山理科大学の好適環境水【岡山】
海の無い国でも新鮮な海の魚が食べられるようになるかも知れません。
岡山市の岡山理科大学は4月18日、好適環境水と呼ばれる特殊な水を使って、モンゴルでハタの養殖に成功したと発表しました。
好適環境水の中をゆったりと泳ぐハタ。ハタの仲間同士を掛け合わせた交雑ハタです。
岡山理大などの共同研究プロジェクトが、2019年からモンゴルで養殖方法を研究していたもので、真水にカリウムなどを加えることで、海水魚でも淡水魚でも育てることができる好適環境水が使われています。
18日の発表では、冬にはマイナス40度を超える環境の中、火力発電の排熱を利用して水温を維持したことや、コロナ禍で現地を往来できず、SNSなどを使って遠隔で研究したことなどが報告されました。
そして、肉食がメインで魚を食べる習慣が無い内陸国のモンゴルで、初めて魚の養殖に成功し、その味が現地でも好評だったことを報告しました。
(中村香月記者)
「それではいただきます。臭みは無く、淡白ながら甘みがあっておいしいです」
(岡山理科大学工学部 山本俊政准教授)
「この国は魚嫌いではなくて、魚は本来好きなんだと痛感した。食生活を変えることはできる。肉食から魚食へ変わると思う」
共同研究プロジェクトでは、2023年にはモンゴル国内でハタを出荷したいと話していて、海の無い国でも新鮮な海水魚が毎日のように食卓に並ぶ日がやってくるかもしれません。
岡山市の岡山理科大学は4月18日、好適環境水と呼ばれる特殊な水を使って、モンゴルでハタの養殖に成功したと発表しました。
好適環境水の中をゆったりと泳ぐハタ。ハタの仲間同士を掛け合わせた交雑ハタです。
岡山理大などの共同研究プロジェクトが、2019年からモンゴルで養殖方法を研究していたもので、真水にカリウムなどを加えることで、海水魚でも淡水魚でも育てることができる好適環境水が使われています。
18日の発表では、冬にはマイナス40度を超える環境の中、火力発電の排熱を利用して水温を維持したことや、コロナ禍で現地を往来できず、SNSなどを使って遠隔で研究したことなどが報告されました。
そして、肉食がメインで魚を食べる習慣が無い内陸国のモンゴルで、初めて魚の養殖に成功し、その味が現地でも好評だったことを報告しました。
(中村香月記者)
「それではいただきます。臭みは無く、淡白ながら甘みがあっておいしいです」
(岡山理科大学工学部 山本俊政准教授)
「この国は魚嫌いではなくて、魚は本来好きなんだと痛感した。食生活を変えることはできる。肉食から魚食へ変わると思う」
共同研究プロジェクトでは、2023年にはモンゴル国内でハタを出荷したいと話していて、海の無い国でも新鮮な海水魚が毎日のように食卓に並ぶ日がやってくるかもしれません。