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2022.04.01

救命率向上に大きな期待…医療チームを患者の元に運ぶドクターカー 岡山県北部で運用開始【岡山・津山市】

岡山県北部で唯一救命救急センターがある津山市の津山中央病院が、医療チームを患者の元に運び、救急車で治療ができるドクターカーの運用を1日から始めました。

ドクターカーの運用が始まったのは津山中央病院救命救急センターです。

出動エリアは津山市や真庭市など県北部の10市町村で、午前9時から午後5時まで対応します。ドクターカーには心臓マッサージやエコー検査が行える装置など医療機材を搭載していて、医師や看護師が病院に搬送中の救急車と合流し治療にあたります。

(真庭市消防本部 志田勝彦次長)
「先生が早く患者さんと接触して病院と同じ状況ができるということは、真庭地域の救急体制にとって 大変有意義」

(津山中央病院救命救急センター 前山博輝センター長)
「医師・看護師・救命士のチームで患者さんの予後をどうするか、より良くするためには どうしたらよいのかという方策の1つがこのドクターカーになる」

津山中央病院では2005年以降、地元消防の救急車が病院に待機し患者の状態によって医師を乗せて現場に向かっていました。ドクターカーの導入により最大30分程度早く治療に着手できるということで、岡山県北部の救命率向上にも期待が寄せられています。