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河川を汚す大量の「漂着ごみ」…特殊な機材で”一掃” 瀬戸内海の美化にも貢献【岡山・岡山市】

2022.03.23

河川を汚す大量の「漂着ごみ」…特殊な機材で”一掃” 瀬戸内海の美化にも貢献【岡山・岡山市】

河川にたまったゴミを特殊な機材を使って効率的に運び出す、漂着ごみの一掃作戦が3月23日、岡山市の笹ヶ瀬川で行われました。

川岸に流れ着いた大量の漂着ごみ。

この取り組みは、岡山県など瀬戸内海沿岸の4県と海洋ごみ対策に関する連携協定を結んでいる公益財団法人の日本財団が行ったもので、財団の笹川陽平会長と岡山県の伊原木知事も参加しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「ありとあらゆるものが半分壊れていたり、腐っていたり、バラバラになって置いてある。しばらくやっていると食べる気が無くなる」

年間4500トンの海洋ごみが出るとされる瀬戸内海。そのうち約8割は内陸から川などを通じて流れ出ているということで、23日は油の流出事故などの際に使う特殊な機材を活用して、人の立ち入りが難しい場所のゴミ、約10トンを回収しました。

(日本財団 笹川陽平会長)
「世界遺産と言っていいくらいの素晴らしい瀬戸内海を県民のみなさんが誇りに思って、大切にしてもらわなければならない。そのためには、県民のみなさん一人ひとりが、ごみは捨てるものじゃないということになってほしい」

日本財団は今後、瀬戸内海の離島などでも同じような取り組みを進めたいとしています。