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2022.03.10

【備えのツボ】震度6強、3.4メートルの津波~いますぐできる事前の備え~【岡山・香川】 #知り続ける

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ、南海トラフ地震の臨時情報の応用編。発表されたらすべき行動を押さえましょう。

(防災士 新田俊介記者)
「震度6強、3.4メートルの津波が想定されているここ、笠岡市をはじめ、南海トラフ地震で、岡山県内の沿岸部は、2メートルから3メートルの津波が予想されています。臨時情報は、そのリスクが高まった時のシグナル。守りを固めるタイミングです」

■「目を背けられないリスク」
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日本列島の広い範囲が緑で塗られた地図。南海トラフ地震で、震度6弱以上の揺れなどが想定され、国が防災体制の確保が必要とした防災対策推進地域です。
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岡山県は14の市と町、香川県は17の市と町すべてが指定されています。
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対象地域では、臨時情報が発表されたら、地震発生に備えて、被害を軽減する行動を取りながら、通常の社会活動をできるだけ維持するとしています。
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■「いますぐできる事前の備え」
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では、実際にどう行動すればいいのか。岡山県がホームページに掲載しているチェックリストをもとに紹介します。

例えば迅速な避難に向けては、安全な避難場所、避難経路を確認する。すぐに逃げられる服装で就寝する。出入口に避難の支障となる物を置かない。
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室内の対策では、家具の固定やすべり止めをする。高い場所に置いている物を下ろす。
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避難生活の備えでは、水や食料の備蓄を多めに確保する。携帯電話の予備バッテリーを準備するなど、今からでもできることを中心に30の項目が挙げられています。
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そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。臨時情報は、私達に備えの最後の猶予を与えてくれる情報となるかもしれません。

それを最大限有効に使うためには、日頃の備えの積み重ねが肝心です。
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