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「ふさわしい」入場行進曲って・・・😖

2022.02.21

「ふさわしい」入場行進曲って・・・😖

今年のセンバツ高校野球開会式の入場行進曲が『群青』だと聞いて、「渋いな、谷村新司とは!(敬称略)」と思ったらYOASOBIの方だった。
令和の高校球児にふさわしい応援ソングだとは思うが、昭和56年公開の映画『連合艦隊』の主題歌にもなっている谷村さんの『群青』の方が(やや悲壮感が強いものの)、真剣勝負に挑む高校球児にはよりふさわしい気がする。
そもそも高校球児が変なYOASOBIをしてしていたら甲子園出場辞退にもなりかねないでしょう。

そんなことを考えていたら、歴代のセンバツの入場行進曲が気になったので調べてみた。
Wikipediaによると、昭和37年の『上を向いて歩こう(坂本九)』以降はその前の年のヒット曲が採用されているらしい。
YOUNG MAN(昭和55 西城秀樹)』や『負けないで(平成6 ZARD)』など、高校野球のコンセプトにピッタリ!という選曲もあれば、年によっては「???」という曲もある。

 『こんにちは赤ちゃん(昭和39 梓みちよ)』
熱戦が繰り広げられる予感がしない。

『世界は二人のために(昭和43 佐良直美)』
昭和の結婚披露宴ソングの定番。これも対戦ムードが高まらない。

『愛のメモリー(昭和53 松崎しげる)』
行進する球児の頭の中が松崎さん(当時は今ほどガン黒ではなくやや長髪)のシャウトで埋まる恐れあり。

『ルビーの指環(昭和57 寺尾聰)』
甲子園のデーゲームより六本木のナイターの方がふさわしい。

私が「ふさわしい」と思っている曲

大体、歌詞もさることながら『愛のメモリー』なんて行進曲用に編曲したら原型をとどめないメロディーになってしまうのでは?

やはり歩きやすいのが一番だろうから、私がかねてより推しているのは、ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』のテーマソングだ。
大きくアレンジしなくても歩きやすいあのメロディー。高視聴率のご長寿連続ドラマを彩り、多くの日本人に耳馴染みがあるだろうから共感も得られやすい。
さらに「今回も何か不穏な出来事が起きそうだ」と思わせる荘厳なオープニングから一転、波乱の中にも明るさを感じさせるリズミカルな中盤、そして大団円を予感させる終盤という戦略的な構成の旋律が視聴者の期待感を大いに高める。

まさに「筋書きのないドラマ」高校野球の入場行進曲にもふさわしいはず!
しかし、なぜか採用されないのはこの曲が「前の年にヒットした曲」という条件から外れるからか?甲子園から幸楽や泉ピン子さんまでの距離が遠過ぎるからか?

妻の中学校では体育祭のフォークダンスの入場行進曲が・・・

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入場行進曲と言えば、妻が通っていた中学校の体育祭のフォークダンスの入場行進曲が、小林旭さんの『熱き心に』だったと聞いた時には、そのシュールさに驚愕した。
当然、行進用にアレンジされたものではなく、運動場に高らかにこだまするアキラ節に合わせて入場したらしい。体育の先生が小林さんの大ファンだったかららしいが、ミスマッチ感は否めない。
いや、『自動車ショー歌』や『ダイナマイトが百五十屯』じゃなくてまだ救われていると考えるべきか?



私は大瀧詠一さんが大好きなので、彼が作曲した『熱き心に』が行進曲なら、絶対に口ずさみながら入場すると思うけど。 以上!



*くだらぬことを長々とすみません。使用している写真はイメージです。北村アナや藤本アナが写っているから読み始めたあなた!残念~!!