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2022.01.31

日本三大奇祭 コロナ禍“裸衆”無しの会陽へ…会陽事始め 2月19日に実施【岡山・岡山市】

2月19日に岡山市で行われる日本三大奇祭の1つ西大寺会陽に向けて、宝の木、宝木づくりに使う道具を磨く「事始め式」が31日、行われました。

会陽の舞台となる岡山市東区の西大寺観音院に刃物を磨く音が響きます。

事始め式は、本来は福男を目指して裸の男たちが奪い合う宝木をつくる道具を手入れするもので、棟梁の2人が、カンナやノコギリなどを研いでいきました。

「はだか祭り」と呼ばれる西大寺会陽は、500年以上続く伝統行事で、例年、裸の男たちが2本の宝木をめぐり争奪戦を繰り広げます。

しかし、新型コロナの影響で、2021年は歴代の福男が抽選で宝木を手にする形に簡素化、2022年は福男を選ばず、祝主の2人に宝木を授ける形で行われ、裸の男たちは参加しません。

(西大寺観音院 坪井綾広住職)
「西大寺会陽は争奪戦あっての祭り、争奪戦を復活させるために、今年は静寂の中、ただひたすらに耐えて拝む」

西大寺会陽は2月19日に行われ、一般の人は午後9時まで参拝することができます。