新型コロナウイルス第６波の感染拡大を受けて岡山市は、ひっ迫している保健所体制を強化するため市立の公民館や図書館を２１日から休館することを決めました。部活動の原則休止など市立学校の活動も制限します。

岡山市が対策本部会議を開き２０日、決定しました。

会議では、市内の感染状況について２０日の感染発表が過去最多だった１９日の２５５人を上回るとの見通しが示されました。

その上で保健所の人手が足りず、感染者への連絡が遅れるなどの影響が出ているとして、保健所の応援体制をさらに強化することを決めました。

そして、その応援要員確保のため、市立の公民館と図書館を２１日から休館することにしました。

また、学校の部活動で感染が相次いでいることから、市立学校での部活動は原則休止、音楽の合唱などの一部の活動を制限することも決めました。

（岡山市　大森雅夫市長）
「通常の保健所応援の体制充実では十分とは言えない段階に来た。感染者、濃厚接触者の不安を解消し適切な療養に結びつくような対応をしたい。」

一方、まん延防止等重点措置の要請について、大森市長は医療体制にまだ余力があることを理由に現時点では必要ないとの考えを示しました。