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2022.01.18

バス×タクシー⇒新交通手段「バタクス」 利用者少ないバス路線…改善は? 実証実験開始【香川・高松市】

利用者の少ないバス路線でバスの代わりにタクシーを活用する新たな交通手段「バタクス」の実現に向けた実証実験が高松市で始まりました。

「バタクス」は、運賃や利便性の観点からバスとタクシーの間の役割を果たす新たな交通手段として検討されているもので、先端技術を使って住みやすい街を作る高松市の「スーパーシティ構想」の一環として進められています。

(河野有紀記者)
「実験の対象となるのは、高松市立みんなの病院と市役所の山田支所を結ぶ仏生山・川島線で、このバス路線は利用者が少なく、市が改善策を模索していました。」

「バタクス」の実現に向け今回は、2種類の実証実験が行われます。

1つ目は、現在のバス路線で36人乗りのバスの代わりに8人乗りのジャンボタクシーを運行する実験。2つ目は、乗降場所が仏生山・川島線のエリア内であれば1回600円の定額で誰でもタクシーを利用できるというものです。

2つ目のサービスを利用するには電話予約が必要で、乗降場所と時間が同じであれば4人まで乗り合わせることができます。

市は、2つの実証実験を通じて市民のニーズやビジネスモデルの課題を探り、近い将来での導入を目指したいとしています。

(高松市交通政策課 谷口紗代係長)
「利用者が少ないからといってバス路線をなくすのは難しい今回の実験を通じて課題を洗い出し、タクシー業社とも協議を重ねこのサービスがより良いものになればと思う。」

「バタクス」の実証実験は3月末まで行われる予定です。