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バラエティーに富んだ色彩…父から受け継ぐ“伝統技法” 備前焼作家・松井浩之さん作陶展【岡山・岡山市】

2022.01.05

バラエティーに富んだ色彩…父から受け継ぐ“伝統技法” 備前焼作家・松井浩之さん作陶展【岡山・岡山市】

土と炎の伝統美です。備前市出身の備前焼作家、松井浩之さんの作品を集めた個展が岡山市北区のデパートで開かれています。

花が飾られているのは、大小2つの丸い備前焼を重ねた珍しい形の花器です。会場には、こうした花器や食器など約100点が展示・販売されています。

松井浩之さんは、岡山県の重要無形文化財保持者に指定されている父・與之さんから受け継いだ技法を生かし、色彩豊かな備前焼を制作しています。

その1つがこちら、深い藍色が特徴の大型の花器です。「藍彩」と呼ばれる技法で、備前の土にコバルトの顔料を混ぜ込むことで複雑な色合いを生み出しています。

会場ではこのように備前焼特有の赤褐色だけではなく、バラエティーに富んだ色彩の作品を楽しむことができます。

(備前焼作家 松井浩之さん)
「若い人が「かっこいいかわいい」というところから備前焼を買って親しんでもらえたら。」

松井さんの個展は、岡山市北区の岡山高島屋で1月11日まで開かれています。