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2021.12.09

2021年の舞納め…旅する獅子「伊勢大神楽」 里庄町で華麗な“舞“を披露 【岡山・里庄町】

獅子舞を舞いながら各地を巡る国指定の重要無形民俗文化財「伊勢大神楽」の1年の舞納めが、9日岡山県里庄町で行われました。

華麗な獅子舞を見せるのは、「伊勢大神楽」の継承団体の1つ山本勘太夫さんの一行です。

「伊勢大神楽」は、江戸時代にお伊勢参りが庶民のあこがれだったことから、地方の家々で伊勢神宮のお札を配ったのが始まりといわれています。

山本勘太夫さんたちは、伊勢神宮のある三重県を拠点に近畿・中国地方の各地を巡っています。

そして1年の締めくくりとなるこの時期は、里庄町で舞納めをしています。

9日は、集まった約50人の住民を前に軽妙な語りや芸とともにみごとな獅子舞を披露しました。

(大神楽を見た人は…)
「面白かった。」「(獅子舞に)会えると本当に1年が幸せに暮らせる。感謝している。」

(山本勘太夫さん)
「今まで通り喜ばせる神楽ができるように(コロナ禍でも)修行だけはしてきた。それが実ってたくさんの人に手をたたいて喜んでもらえて修行を続けて良かった。良い1年になったかなと力添えできる1年になったと思う。」

一年に渡る旅を終えた山本さんたちは、このあと三重県に戻り、大晦日には2022年の巡業に向け再び三重県を出発するということです。