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2021.11.30

“連絡船うどん”最後の営業 瀬戸大橋開通⇒船廃止⇒高松駅 111年…思い出の味に別れ【香川・高松市】

JR高松駅の構内にあるうどん店、「連絡船うどん」が駅の再開発に伴い、30日閉店しました。

店は、宇高連絡船時代から続いた思い出の味に別れを告げる客でにぎわいました。

「はい、かき揚げ一丁!」

香川県で一番最初に出会ううどん店として愛されてきた「連絡船うどん」。30日、20年の歴史に幕を閉じました。

「連絡船うどん」の始まりは、遡ること111年前ー。1910年に開業し、高松港と宇野港を結んだ宇高連絡船の船内で販売されていたうどんが元になっています。

その後、瀬戸大橋の開通に伴う連絡船の廃止で、その味は一時、消えかけますが、当時を懐かしむ声などを受け、2001年、JR高松駅の構内に「連絡船うどん」を提供する店がオープンし、思い出の味を引き継いできました。

(河野有紀記者)
「駅周辺の再開発に伴う立ち退きで、閉店することとなった連絡船うどん。最後の味を楽しもうと、きょうは朝から多くの人が訪れています」

(利用客は…)
「駅におりたら、ここで食べて (仕事が)スタート。周りにおいしいうどん屋が無いので、ここが無くなったら困る。連絡船は知らなくても、写真などを飾ってあるので、昔はこんな雰囲気だったのかと感じていた。とても残念だが、最後においしく食べられて良かった」

100年を超える長きに渡り、愛され、親しまれてきた「連絡船うどん」。地元の人はもちろん観光客やビジネスマンなど、様々な人の思いに支えられてきました。

(めりけんや連絡船うどん店 今池貴之店長)
「せっかくだからとたくさんのお客さんが来てくれた。一番おいしいうどんをと思って作った」

閉店後に行われたセレモニーでは、従業員に花束が手渡され、「連絡船うどん」は多くの人に惜しまれながら最後の営業を終えました。