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香川県で働く外国人は年々増加しています。  サン讃かがわ2021年11月18日放送

2021.11.19

香川県で働く外国人は年々増加しています。
グローバル化の時代。外国人住民と日本人住民とが助け合い、共に安心して暮らせるまちづくりが求められています。

香川県に住んでいる外国人のうち、全体の4割を占めるのが、日本の産業や職業の技能などを修得するために来日している技能実習生です。
しかし、地域社会との接点が少なく、香川の良さや魅力を知らないまま帰国してしまう方も多くいるのが現状です。

こうした状況を踏まえ、香川県と香川県国際交流協会では、綾川町と連携し、多文化共生のまちづくり促進事業を開始しました。

多文化共生とは、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくことで、今回の事業は、町内の技能実習生と住民の地域内交流を促すものです。

まちづくりの一環として始まったのが、外国人住民と地域住民をつなぐ多文化共生のまちづくりサポーター養成講座。
養成講座は全5回。専門家を招き、多文化共生の考え方や地域の状況、交流の仕方やイベントの開催方法などを学びます。

講座の修了生は、綾川町から「多文化共生のまちづくりサポーター」の認定を受け、交流イベントの運営に携わったり、自治会の行事などへの外国人住民の参加を促進するなど、町内での活躍が期待されます。

ここで深掘り!10422人。
これは、2020年10月現在、香川で働く外国人の人数です。

外国人を雇用する事業所も労働者も年々増加しています。
多文化共生社会が必要とされる背景には、今後、香川県が人口減少に伴い、担い手世代が減少すると予想され、地域の担い手として、また、人材としての外国人の存在が広く重要視されていることにあります。

香川県と香川県国際交流協会では、綾川町と連携し、技能実習生と地域住民の交流会やスポーツイベント、香川県内を巡るツアーなど、さまざまな交流をサポーターとともに行う予定にしています。
また、綾川町をモデルケースとして今後、県内全域に広げていきたいと考えています。

異なる文化で育った人々が互いを理解し、一緒に地域の一員として暮らせるまちを目指し多文化共生のまちづくりを進めましょう。