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コロナ禍初の衆院選 注目選挙区「自民党公認vs野党統一 事実上の一騎打ち 岡山4区」【岡山県】

2021.10.28

コロナ禍初の衆院選 注目選挙区「自民党公認vs野党統一 事実上の一騎打ち 岡山4区」【岡山県】

10月31日に投票が迫った衆議院議員選挙、注目の選挙区を紹介します。

自民党の公認候補と野党統一候補の事実上の一騎打ちとなっている岡山4区です。

岡山4区に立候補しているのは、届け出順に自民党・前職の橋本岳さんと、立憲民主党・前職の柚木道義さん、無所属の新人、中川智晴さんの3人です。

これまでし烈な戦いを繰り広げてきた橋本さんと柚木さん、6度目の対決となった今回は、野党共闘が実現したことから、事実上の与野党候補による一騎打ちとなっています。

(橋本岳候補<自民・前>)
「必ずみなさまにお受けしたご恩を忘れることなく、必ず仕事でその期待に応えます」

元総理大臣を父に持つ橋本さん、2020年、厚生労働副大臣として新型コロナが発生したダイヤモンド・プリンセス号に乗り込み、対応に当たった実績をアピールするとともに、こども庁の設置など、子供政策の充実を訴えています。

(橋本岳候補<自民・前>)
「まずは、このコロナをしっかり収めていく。そのためには政治の安定が何よりも大事。その力を与えていただきたい。こども大臣、こども庁を作ろう、そこに予算を集めていこう。子供がのびのび育つ社会を目指していけば、みんな幸せになれる。そのための力をいただきたいと訴えている」

選挙戦では、支援を受ける企業や団体を中心に活動を展開、推薦を受けている公明党の支持者にも支援を呼びかけています。

若い世代へのアピールを意識し、遊説の様子は毎日、インターネットでライブ配信しています。

また、感染症対策に配慮しながら積極的に個人演説会を開き、支持の浸透を図っています。

(柚木道義候補<立憲・前>)
「ゴールテープを切った先の国会で、皆さまにご恩返しを出来るように、最後の最後の最後まで決してあきらめることなく、皆さんとともに小選挙区での勝利を信じて戦っていく」

初めて野党統一候補として選挙戦に挑む柚木さん。森友問題をめぐる政治不信や、新型コロナへの経済対策が不十分として、自公政権を厳しく批判し、消費税を5%に引き下げることや、低所得世帯への給付金の支給など、生活支援対策を訴えています。

(柚木道義候補<立憲・前>)
「今回の選挙で1票を入れれば、これまでは死に票だったかもしれないけど、今回は変える1票、変える1議席。これまでの選挙で、初めてそういう選挙になっていると思う。政治をあきらめずに、あきらめれば暮らしは悪くなっても良くはならない。あきらめずに1票を投じていただきたい」

連合岡山の推薦を受ける柚木さんは、傘下の労働組合を中心に選挙活動を展開、感染防止対策のため、屋内での個人演説会は開催せず、街頭活動を精力的にこなして支持拡大に努めています。

10月22日には支援者の集会を開き、小選挙区で勝って政権交代の実現をと呼びかけています。

無所属の新人、中川さんは、人工知能を使った犯罪予防システムを構築し、犯罪の少ない社会の実現などを訴えています。

(中川智晴候補<無・新>)
「本当に住みやすい、本当に日本らしい、本当に世界の中の日本であるような、そんな国を目指し、自分のできる限りのことをやっていきたい」

中川さんは、街頭演説やビラの配布で自らの政策を訴えています。

自公政権の継続か、政権交代の実現か、与野党候補によるライバル対決は、最終盤までもつれ込みそうです。